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12月は博多座で芸妓さんの芸が見られます

芸妓さんが所属して、座敷の取り次ぎを行なったりする事務所のことを券番(けんばん)といいます。博多に最初の券番ができたのは明治22年(1889)、大正時代までに5つの券番ができました。最盛期は2,000名を超える芸妓さんがいたそうです。博多芸妓の1年は、1月の十日恵比須「かち詣り」で始まり、5月の「博多どんたく港まつり」に参加。終わるとすぐに稽古に入るというのが12月に博多座で行われる「博多をどり」、芸妓衆が総出演し、邦楽、邦舞の芸を披露して1年を締めくくります。